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徳川幕臣が語る坂本龍馬

勝海舟(幕臣)

勝海舟

「土州では坂本と岩崎弥太郎、熊本では横井と元田だろう。坂本龍馬、彼れはおれを殺しに来た奴だが、なかなか人物さ。その時おれは笑って受けたが、沈着いてなんとなく冒しがたい威権があってよい男だったよ」(勝海舟 『氷川清話』)

「坂本龍馬が曽ておれに『先生は屡々、西郷の人物を称せられるから、拙者も行て会って来るにより、添書をくれ』といったから早速書いてやったが、その後、坂本が薩摩から帰って来て云うには『成程、西郷という奴は、わからぬ奴だ。少し叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で利口なら大きな利口だろう』といったが坂本も中々鑑識のある奴だよ」(勝海舟 『氷川清話』)

大久保一翁(幕臣)

大久保一翁

「坂本龍馬は土佐随一の英雄、謂はば大西郷の抜目なき男なり」(千頭清臣 『坂本龍馬』)

「坂本龍馬、沢村惣之丞両人は大道可解人哉と見受」

永井尚志(幕臣)

永井尚志

「後藤よりも一層高大にして、説く所も面白し」

今井信郎(見廻組隊士)

今井信郎

「私も坂本なんと云ふ奴は幕府のためもならねば、朝廷の御ためにもなるものではない、只事を好んで京都を騒がせる悪漢故、是非斬つて仕舞はねばならぬ、とは思ひましたが、さて何れが坂本で何処に居るのか少しも解りませんので、是れには余程困りました」(近畿評論第17号 『今井信郎実歴談』)

大石鍬次郎(新選組隊士)


「兼々勇の咄に、坂本龍馬打取候ものは、見廻り組今井信郎、高橋某少数に而、剛勇之龍馬刺留候儀ハ、感賞致すべし抔、折々酒席に而組頭のもの等へ、噺候を脇聞いたし候」

結城禮一郎(新選組隊士結城無二三子)


「志士と云ふより寧ろ策士と云つた方の質で、慶喜に大政返上を決意させたのも表面は後藤象二郎と云ふ事になつてるが其の裏には坂本が居た」(結城禮一郎 『お前達のおぢい様』)

「其れに市井の破落漢が途上で乱暴して居たのを通りがかりに斬つて捨てると云ふのなら兎に角、仮にも土州の坂本ともあらうものを斬るのに、重立が関係せぬと云ふ事はない」(結城禮一郎 『お前達のおぢい様』)

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